2016年の11月から湯シャンを始めましたが、定期的にマイクロスコープで頭皮の状態を記録しています。
現在実践している育毛法
私が現在実践しているのは以下の育毛法です。
- ホットタブで湯シャン
- ブラッシング
- サプリメントの摂取(ノコギリヤシ、亜鉛)
- 大豆と唐辛子の摂取
- 糖質制限
- シリカ水の摂取
- ドライヤーで髪を乾かさない(タオルドライ、自然乾燥)
方針は当初から変わっていませんが、「ケトコナゾールの塗布」を開始1ヶ月後に中断し、「シリカ水の摂取」と「ドライヤーで髪を乾かさない」を加えています。
個別の育毛法の中断・追加についてはまた別の記事にしたいと思います。
マイクロスコープで頭皮を撮影
湯シャン開始からマイクロスコープで頭皮を撮影しています。
マイクロスコープというと個人では購入できない高価な機器という印象で、育毛サロンなどでしか見たことはありませんでした。
しかし、最近美容室でiPadにつなげたマイクロスコープで頭皮を見せてもらう機会がありました。
iPadにつなげるくらいのものなら高くないはずだと思い調べてみると、今では数千円でマイクロスコープが買えるようですね。
いろいろ調べた結果、SIGTHTRON ナノキャプチャー SP725Sを購入しました。
価格は5千円ほどです。
もっと安いものもありましたが、評判がよくなかったので少々値をはるものを選びました。
PCに接続するタイプで60倍と250倍の2つの倍率が選べます。
操作は簡単です。シャッターボタンはタッチパネルなので、PCのモニターに映る映像を見ながら簡単に写真を撮影できます。
ちなみに私のPCはMacですが、特に問題はありませんでした。
湯シャン開始時
湯シャン開始時(2016年11月)の頭皮の状態です。
①前頭部(2016年11月)
③中間部(2016年11月)
④頭頂部(2016年11月)
⑤側頭部(2016年11月)
撮影箇所は下図のようになります。
*②前頭部横は2016年12月以降からの撮影です。
髪の薄い①の前頭部も毛が生えていないわけではなく、細く短い毛が生えています。
写真でみるとそこそこの大きさに見えますが、60倍の倍率なので実際に見てみると産毛です。写真の太く見える毛が普通の毛(硬毛)なので、60倍で見るとやはり印象が違ってきますね。
この産毛が男性型脱毛症(AGA)によって硬毛から軟毛になった毛だと考えられます。
育毛とはこの軟毛を硬毛に戻していくことになります。
しかし、普段は生えていないと思っていたところに毛が生えていたとわかった時はやはりうれしかったですね。
こんなふうに勇気づけられる(?)こともあるので、マイクロスコープで頭皮を見るのはオススメです。
他に気になるのは頭皮の紅斑(③中間部)とフケ(③④⑤)です。
紅斑は軽い炎症が起こっているということでしょう。
フケはくしで髪をとくとボロボロと出てきていました。
湯シャン開始 1ヶ月後
湯シャンを初めて1ヶ月後、2016年12月の頭皮の状態です。
①前頭部(2016年12月)
②前頭部横(2016年12月)
③中間部(2016年12月)
④頭頂部(2016年12月)
⑤側頭部(2016年12月)
湯シャンを始めて1ヶ月後ですが、特にこれといった変化ありません。
頭皮が少し油っぽいですね。もしかすると前日に湯シャンしなかったのかもしれません。
⑤側頭部のフケが目立ちますが、どうやら私の場合、側頭部がフケが一番多いようです。側頭部は毛量は普通で、髪が薄い前頭部にはフケが少ないので、毛量とフケとは何か関係があるのかもしれませんがはっきりとはわかりません。
湯シャン開始 2ヶ月後
湯シャン開始から2ヶ月後、2017年1月の頭皮の状態です。
①前頭部(2017年1月)
②前頭部横(2017年1月)
③中間部(2017年1月)
④頭頂部(2017年1月)
⑤側頭部(2017年1月)
2ヶ月後もこれといった変化はありません。
あいかわらず⑤側頭部のフケが多いですね。
④頭頂部もフケっぽく、頭皮が赤く炎症を起こしているみたいです。
湯シャン開始 3ヶ月後
湯シャン開始3ヶ月後の2017年2月の頭皮の状態です。
①前頭部(2017年2月)
②前頭部横(2017年2月)
③中間部(2017年2月)
④頭頂部(2017年2月)
⑤側頭部(2017年2月)
写真ではわかりづらいですが、①前頭部の産毛が増えてきたような印象があります。
もっとも産毛がいくら増えても、硬毛にならないと意味がないので、増えた産毛が硬毛に育つのか、今後期待したいところです。
④頭頂部の赤みが治まってきました。
⑤側頭部にはあいかわらずフケがありますが、これも少し治まった気がします。
実際にブラッシング時に出るフケの量は確実に減りました。
育毛の目安は半年
湯シャン開始から3ヶ月で、実感している効果は「前頭部の産毛が少し増えたかもしれない」という程度です。
しかし育毛には最低でも半年はかかると考えているので、めげずに継続していきます。
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目視だけでは見逃しそうな変化も、60倍のマイクロスコープなら気づくことも可能です。
モチベーション維持のためにもマイクロスコープで小さな変化を追っていこうと思います。
皮脂は悪玉ではない
マイクロスコープで見ると頭皮が皮脂で覆われているのがわかります。
1日湯シャンしないと頭皮がテカるので、やはり皮脂は過剰分泌されているようです。
しかし、皮脂は脱毛の原因ではなく、むしろ頭皮には必要なものだという知識が今はあるので、頭皮がテカっていても不潔には感じません。
逆に頭皮にある分には問題ないと考えるので、湯シャン開始1〜2ヶ月は日によっては湯シャンさえしない時もありました。
ただ、ホットタブの湯シャンをしないと翌日、髪にボリュームが出ないので、今は毎日湯シャンするように心がけています。
育毛には記録が必要
育毛には半年以上かかると考えると、モチベーションの維持が必要になります。
少しでも改善していることがわかれば、モチベーションの意地になります。
その点でマイクロスコープで肉眼では気づくことがない頭皮の変化を観察することは大事なことだと思います。
また現在と数ヶ月前の頭皮の状態を比較するには、記憶だけではこころもとありません。写真で記録することが必要です。
これからもマイクロスコープでの経過観察は続けていきます。