ヘアマックスは毎日使用する必要はなく、週3日でいいのですが、最大限の効果を引き出したいと毎日使用しているユーザーもいるようです。
しかし、ヘアマックス を毎日使用することには大きなデメリットがあります。
そのデメリットについてまとめてみました。
臨床試験でもヘアマックスの使用は週3回
ヘアマックスの使用頻度はどの機種でも、週3回が最適というのが公式の説明です。
これはヘアマックスの開発元であるレキシントン社が使用方法を検証した結果、たどり着いた結果のようです。
ヘアマックスの効果を検証した研究論文はいくつかありますが、それらの臨床試験でも「1日おき」や「週3回」という頻度でヘアマックスは使用されています。
- 2003年掲載の論文:「1日おき」
- 2009年掲載の論文:「週3回」
- 2014年掲載の論文①:「週3回」
- 2014年掲載の論文②:「週3回」
どの研究論文でもヘアマックスの有効性は示されているので、ヘアマックスは週3回の使用で問題ないということです。
仮に毎日使用した方が効果が高い可能性があるのなら、臨床試験で毎日使用した場合も検証されるはずです。
それがないのは、早い段階で「毎日」よりも「週3回」のほうがいいという結論が出たのだと考えられます。
使用頻度とコストパフォーマンス
「毎日使用しても効果が減るわけではないのなら、問題ないのでは?」という意見もあるかもしれません。
たしかに、ヘアマックスの説明書には「毎日使用してはいけない」とは書かれていません。 しかし、ヘアマックス を週3日使用する利点は、育毛の効果にではなく、経済的な側面にあります。
ヘアマックス の説明書に記載されている製品寿命は「通常の使用時で」10〜15年とされています。
レーザーバンド82の価格は108,900円ですが、これを仮に10年間使用すると、年間の費用は10,890円、1ヶ月単位では900円ほどになります。
リアップやプロペシアが月額数千円することを考えると、ヘアマックスが如何にリーズナブルかわかります。
しかし、毎日使用することでヘアマックス のこの費用対効果の高さが半減されてしまう可能性があるのです。
ヘアマックス の10〜15年の製品寿命は「通常の使用時で」と説明されています。通常の使用時とは、説明書にも記載されているように週3回の使用ということです。
ヘアマックスの寿命が短くなる?
毎日使用することはヘアマックス の寿命を半減させてしまう可能性があります。
これはあくまでも推測ですが、ヘアマックスの寿命を規定しているのはバッテリーの充電回数ではないかと考えられるからです。
ヘアマックスはスマホなどと同じように、バッテリー内蔵型でUSBケーブルを通して充電しています。
スマホを使用している方はよくご存知だと思いますが、スマホを交換する(スマホの寿命がなくなる)一番の理由はバッテリーの消耗です。
スマホなどの内臓バッテリーは充電するたびに少しずつ消耗していき、やがて1回の充電量が極端に少なくなって、交換が必要となります。
機能的には問題はなくても、バッテリーの寿命がなくなれば、機械自体の交換時期となってしまうのです。
同じようにヘアマックスも、内臓するバッテリーの寿命が製品の寿命であると考えられます。
そして、スマホがそうですが、バッテリーは充電回数に比例して消耗していきます。
例えば、同じ期間使用していても、充電回数に2倍の違いがあれば、バッテリーの寿命=製品の寿命も2倍の違いが出てきます。
ヘアマックスを週3回ではなく毎日使用すると、週3回の2倍のスピードでバッテリーが消耗してしまい、製品寿命が半分の5年になるかもしれないのです。
もしそうなったら、ヘアマックスのコストパフォーマンスは半分に落ちてしまうことになります。
半分に落ちて5年の寿命になっても、それでもまだ月々2千円ほどの費用ですが、同じ効果で月々900円で使用できるのなら、コストの安く済む方を選ぶのが賢い選択です。
日本皮膚科学会が推奨する中で一番のコストパフォーマンス
ヘアマックスは日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」で推奨度B(上から2番目)と高い評価を得ています。
そして、このガイドラインの推奨度A〜Bの中で、ヘアマックスは圧倒的にコストパフォーマンスがいいのです。
参照サイト一般公開ガイドライン一覧/日本皮膚科学会
推奨度Aのミノキシジル外用・フィナステリド内服・デュタステリドは月々5,000〜8,000円の費用がかかります。年間にすると6〜10万円近くかかることになり、継続する限り毎年費用はかかります。
推奨度Bのアデノシンも同じぐらいの費用が月々必要です。
推奨度Bの自毛植毛はラニングコストではなく手術費用が一括で必要です。手術費用は移植する毛包の数によっても変わってきますが、標準的には300万円ほどが多いようです。
これらに比べて、ヘアマックスは4〜10万円の機種代金を1回支払うだけで、10年間使用できます。
金額だけで見るならば、ヘアマックスは他の推奨度A~Bの育毛剤や手法の10分の1以下の費用で使用できることになります。
数年単位で使用できることが利点
ヘアマックスの大きな特徴は継続しやすいことだと私は考えます。
- 副作用がほとんどないこと
- 機種代金だけでランニングコストがかからないこと
- 毎回の使用が面倒ではないこと
これらがヘアマックスが継続しやすいポイントですが、特にレーザーバンド82の所要時間は1回90秒という驚異的な短さです。面倒だと感じる暇さえありません。
1台を使用できる年数が長ければ長いほど、コストパフォーマンスは良くなり、継続できる可能性も高くなります。バッテリーが切れてしまえば、新しい機種を購入しなければいけませんが、なんらかの理由で新規購入をしないと決断するかもしれないからです。
ですから、バッテリーの寿命が短くなる可能性がある「毎日使用する」という使用方法はできるだけ避けた方がいいのです。
効果を高めたいのであれば、私が実践しているようにミノキシジル外用などとの併用がおすすめです。ヘアマックスは、フィナステリドやデュタステリド、自毛植毛との併用も可能です。
参考記事【効果倍増?】アンファーのミノキシジル5%発毛剤とヘアマックス の併用を始めます!
ヘアマックスを実際に使用している人たちも数年単位で継続できることを利点に感じている人が多いようです。
公式サイトヘアマックス購入者の声
ヘアマックスを使用するなら、週3回の回数を守って、1台をできるだけ長く使用するようにしましょう。