近年注目されている健康成分シリカ。育毛にも効果を発揮すると考えられるので毎日摂取しています。
からだの維持と健康に必要な成分シリカ(ケイ素)
シリカとはケイ素の英語名で、藻類が化石化したものです。身近なところでは結晶化したケイ素の水晶が知られています。シリカは土に多く含まれるミネラルですが、人体にも微量ながら存在しています。
最近、このシリカが健康や美容に効果があるとして注目されています。日本で認知されてきたのはここ数年のことですが、ドイツでは最も人気があるサプリとして認知されているそうです。
シリカ(ケイ素)の働き
人のからだにあるシリカは微量ですが、重要な働きをしています。その中でも特に重要なのが、細胞組織を補強・維持・結合する働きです。
シリカの働きをまとめると以下のようになります。
- コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を結合させ、真皮にうるおいと弾力性を与える
- 細胞の代謝を促進させる
- 活性酸素を安定させる抗酸化作用
- 骨の骨密度を高める
- 血管を丈夫にして、動脈硬化を予防する
シリカは皮膚や骨、血管などの組織の形成・維持に必要な成分なのです。特に美容に関しては、コラーゲンの生成を補助する働きが注目されています。
シリカが不足すると次のような症状が出てきます。
- 爪が割れやすくなる(細胞同士の結合が弱くなる)
- 抜け毛が増える(血管の老化、コラーゲン不足)
- 肌がたるむ(新陳代謝の低下、コラーゲン不足)
- 肩こりがひどくなる(新陳代謝の低下、血行不良)
- むくみやすい(新陳代謝の低下)
- 骨がもろくなる(コラーゲン不足)
- 動脈硬化が進む(血管の老化)
シリカが不足すると肌や血管の老化が進んでしまい、それが抜け毛の増加につながっていくのです。
シリカ(ケイ素)で育毛を促進
逆に考えれば、シリカを摂取することで育毛が促進される可能性があります。薄毛の原因の何割かはシリカ不足が原因かもしれないからです。
シリカを摂取することで以下の面からの育毛促進が期待できます。
1 コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を結合させ、髪が育ちやすい皮膚を作る
2 血管の老化を防いで毛母細胞への血液供給を改善させる
3 新陳代謝が活性化してヘアサイクルの乱れが改善される
『55歳でハゲた私が76歳でフサフサになった理由』の著者、藤田紘一郎先生もシリカ水を毎日飲むようになって毛髪力が高まったと実感されているそうです。
シリカ(ケイ素)を含む食品
シリカは以下のような食品に多く含まれています。
- ジャガイモ
- とうもろこし
- 玄米
- きび
- 大麦
- 乾燥わかめ
- 昆布
- ひじき
- アスパラガス
シリカは土壌に多く含まれているので、土の養分で育った食物に多く含まれています。
シリカ水は高い?
藤田先生がシリカ水を飲んでいると知り、私もシリカ水を常飲することにしました。
シリカ水で有名なのがフィジーウォーターです。海外セレブが愛飲していることで知られています。しかし、このフィジーウォーター、世界的なブランドということもあって価格が少々高いです。
シリカは1日に10〜40mg消費されるそうなので、推奨される摂取量は1日40mgになります。ちなみにシリカは必要以上に摂取しても余分なものは排出されるので、過剰摂取を心配する必要はありません。
フィジーウォーターのシリカ含有量は93mg/1000ml。1日に必要な摂取量40mgを摂るには、大雑把に考えて500ml必要になります。
フィージーウォーター500ml24本の価格が4,800円(税込)になるので、500mlボトル1本の価格は200円。フィジーウォーター500mlを1日1本飲むとすると、1ヶ月のコストは200円×30日=6,000円。
1ヶ月6,000円というのは少し高いですね。
コスパの高いシリカ水
そこでもっと安いシリカ水はないかと探すと、国内でもフィジーウォーターと同水準のシリカを含んだミネラルウォーターがいくつかありました。特に宮崎県のものが複数あり、宮崎県はシリカ水の宝庫のようです。
その中で私は「然(しかり)霧島火山岩深層水」を常飲することにしました。
この水を選んだ理由は、私が調べた中では一番コストパフォーマンスがよかったからです。
宮崎県産のものを中心とした国内のシリカ水のシリカ含有量は、だいたい60〜90mg/1000mlでした。フィジーウォーターと遜色ないレベルです。1日に500ml飲むとすると、30〜45mgのシリカが摂取できます。最低でも30mgはとれますので問題ないでしょう。
問題は価格です。
国内のシリカ水の多くも、1ヶ月分30本分の価格は3,000〜5,000円で、フィジーウォーターと同程度か少し安い程度です。その中で「然(しかり)霧島火山岩深層水」は、2Lボトル10本2,267円とかなりコストパフォーマンスが高いです。
「然(しかり)霧島火山岩深層水」のシリカ含有量は73.6mg/1000ml。1日に500ml飲んでも約37mgを摂取できるので、含有量は申し分ないです。1ヶ月飲む分量(500ml×30日)を価格に換算すると、1,700円(税別)になります。税込でも1,836円となり、他のシリカ水の半分ぐらいの価格になります。
73.6mg/1000mlというシリカ含有量はトップレベルのものではありませんが、シリカの1日当たりの消費量は最高で40mgなので、それを補充するには十分な含有量です。必要以上のシリカを摂取しても、余分な分は排出されるだけですので、1日に飲める量の水に必要な分だけ含まれていればいいのです。無駄に含有量が多くてもその分が無駄になるだけです。
特別なことをする前に土壌をよくしよう
シリカの働きは育毛にプラスαに作用するというよりも、皮膚や髪が健康に保たれるために必要な基礎的なものです。例えば、育毛剤やその他の育毛法で、毛髪が成長する力を高めることができたとしても、毛髪が成長する土台がしっかりしていないと、十分な結果には結びつきません。
育毛に本格的に取り組むなら、シリカをしっかり摂取して他の育毛法が十分効果が出る土壌を作りましょう。
追記:藤田紘一郎先生推薦のシリカ水が発売!
『55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由』の著者、藤田紘一郎先生が推薦するシリカ水が発売されたようです。
気になるシリカ含有量は97mg/1000ml。フィジーウォーターよりもこちらの方が含有量は少し高いですね。ということは、世界トップクラスのシリカ水と考えていいでしょう。
お値段は20%OFFの定期便でも、500mlボトル24本で3,600円(税込)。「然(しかり)霧島火山岩深層水」に比べるとちょっとお値段は高めです。
ただ「のむシリカ」には炭酸水素イオン(重炭酸イオン)も1000ml中170mg含まれているそうです。炭酸水素イオン(重炭酸イオン)と言えば、炭酸泉に含まれる血行を促進させる成分。シリカによる育毛だけでなく、炭酸水素イオン(重炭酸イオン)による血行促進でも育毛を期待できるかもしれません。
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そう考えると、こちらも試してみる価値はありそうですね。いずれにしろ、フィジーウォーターよりは価格も安く、シリカの含有量も多いので、上質なシリカ水であることは間違いありません。