糖質制限

成功事例多し! 糖質制限で育毛力アップ

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育毛法の一環として糖質制限を取り入れています。

育毛成功者の方も実践されているので、有力な育毛法だと考えています。

育毛成功者が実践

糖質制限は複数の育毛成功者の方が実践されています。

純粋な糖質制限ではありませんが、『育毛セラピー』の著者、鈴木拓也さんも1日2食の食事療法を育毛に取り入れられています。

1日2食にするということは、1食分の主食(炭水化物)を抜くことになるので、糖質制限の一種とみなすことができます。

ここで挙げた育毛成功者の方々はそれぞれ異なった育毛法を実践されていますが、その中で糖質制限を実践しているという点が共通しているのは、育毛法として糖質制限が有効である証拠になります。

糖質制限とは

糖質制限とは文字通り、摂取する糖質を制限する食事療法です。

元々は糖尿病の食事療法として考案されました。

糖尿病とは通常は一定にコントロールされている血液中の糖度(血糖値)が基準を超えたまま調整されない病気のことです。

糖尿病患者に対する食事療法は従来はカロリー制限が主流でしたが、あまり目覚ましい効果を挙げることができていませんでした。

そこでカロリーではなく、血液中の糖(ブドウ糖)となる糖質そのものの摂取を制限してみる食事療法を試してみると、これが大きな効果を挙げることになります。

現在では糖尿病に対する療法としてだけでなく、ダイエットや健康法としても注目されています。

糖質制限第一人者も育毛効果を指摘

糖質制限は糖尿病の対策・予防となるだけなく、様々な健康促進効果があると言われています。

その効果の一つとして、薄毛にも効能があるということは大いにあり得ます。

糖質制限が育毛に効果があるというのは、糖質制限の第一人者である江部康二医師も指摘されています。

江部先生は糖尿病の療法として糖質制限を普及されている、糖質制限の実質的な考案者です。

糖質制限食実践により、けいさん同様、抜け毛が減る、髪の毛が復活する、乾燥肌が治まる、肌がしっとりしてツヤがでるなどの報告をブログ読者の皆さんから多数頂いてます。

私自身も52才糖尿病発症のころは、年のせいか、髪の毛が痩せて細くなって、ボリューム感が減って何となく透けて見える、かなりの危機的状況でした。 (→ο←)

それが、糖質制限食を始めてから、髪の毛1本1本が太くなって、整髪しにくくなり、ボリューム感が復活しました。

そして、洗髪時の抜け毛が激減しましたし、首筋によくできていたニキビみたいなのも、全く出なくなりました。

引用元:ドクター江部の糖尿病徒然日記「糖質制限食と髪の毛の復活」

江部先生は診察や治療で実際に糖質制限をされている糖尿病患者の方に接されていますし、上記引用元のブログには糖質制限実践者から多数のコメントやメールが寄せられています。

その江部先生が実際の事例を元に糖質制限は育毛にいいと指摘されているのは、かなり確度の高い情報になります。

江部先生自身の体験からも指摘されている点も重要ですね。

糖質は血管にダメージを与える

では、なぜ糖質制限は育毛に良い効果を与えるのでしょうか。

それは血糖値が高くなると血管がダメージを受けることと関係しています。

出典元:第一薬品工業株式会社「生活習慣病と動脈硬化その3|糖尿病と動脈硬化」

上図のように血糖値が高いと血管がダメージを受けて、血液の流れが悪くなります。

糖尿病とは血糖値を抑えるインシュリンというホルモンが働かなくなる症状のことですが、そこまでいたらなくても普段から糖質を摂取していると軽い程度でも同じように血管が傷んで血流が悪くなっている可能性があります。

血流が悪くなると毛母細胞への栄養の供給が滞り、毛髪の成長が阻害されます。

このように糖質が血管にダメージを与えるとすると、逆に糖質制限をすると血糖値が下がり、

血管のダメージ → 血流の悪化 → 毛髪の成長阻害

という流れが止まって、毛髪が正常に成長するようになると考えられます。

江部先生も糖質制限によって髪にいい影響が出るのは、血流の改善のためではないかと指摘されています。

糖質制限食を実践すると全身の代謝・血流がよくなるので、毛髪を造る細胞も元気になり髪の毛の栄養状態が改善し復活すると考えられます。

肌がツヤツヤになったり、乾燥肌が良くなるのも、この血流の改善が原因だと思います。

引用元:ドクター江部の糖尿病徒然日記「糖質制限食と髪の毛の復活」

糖質は頭皮を老化させる

血管へのダメージ以外にも糖質が髪に悪影響を与える可能性があります。

それは体内のたんぱく質が糖化することで、頭皮の老化が引き起こされるという現象です。

この点を指摘されているのは『55歳のハゲた私が76歳でフサフサになった理由 』の著者である藤田紘一郎医師です。

たんぱく質が糖質と結びつくことを「糖化」といいますが、たんぱく質は糖化すると劣化してしまいます。

この劣化が極度に進むとたんぱく質は「終末糖化産物(AGE)」という物質になり、元のたんぱく質には戻れなくなります。

問題なのはこの終末糖化産物(AGE)が老化の原因となることです。

たんぱく質 + 糖質 → 終末糖化産物(AGE)

老化

糖質のよって血流が悪くなるのは、「血管を構成するたんぱく質が糖化されて、血管が老化するため」だとも言えます。

このたんぱく質の糖化が頭皮で起これば、頭皮の老化が進み、毛髪の成長を阻害する要因になってしまいます。

そこで糖質を摂る量を抑えれば、終末糖化産物(AGE)による頭皮の老化が抑えられ、毛髪の健全な成長につながると考えられます。

デブにはハゲが多い?

このように血糖値が高いことは、血管がダメージを受けること、糖化によって頭皮も老化することなどから、毛髪の成長にはマイナスになります。

ところで、血糖値が高い人(=糖質をとりすぎている人)は肥満である確率が高くなります。

これは以下の2つの理由からです。

  1. 糖質をとりすぎると体内の脂肪が燃えにくくなる
  2. とりすぎた糖質が脂肪になってしまう

糖質は消化されるとブドウ糖になりますが、からだの主なエネルギー源はこのブドウ糖と脂肪です。体内にブドウ糖がなければ、もう1つのエネルギー源である脂肪が燃やされエネルギーとなります。

しかし体内にブドウ糖が大量にある場合にはそちらがエネルギー源として利用されることが優先されてしまい、脂肪が燃やされなくなってしまいます。

脂肪が燃えないとやせることができません。

また、体内のブドウ糖の量がエネルギーとして必要とされる以上になると、ブドウ糖は最終的に脂肪として体内に貯蔵されることになります。この時、ブドウ糖を脂肪に変える働きをするのがインシュリンです。

必要以上の糖質をとると、脂肪を増やす結果になってしまうのです。

こうして糖質をとりすぎて血糖値が高くなると、脂肪が燃えにくくなると同時に余分な糖質が脂肪になってしまい肥満になってしまうのです。

肥満と薄毛の関係ははっきりとは解明されていませんが、肥満の原因が糖質のとり過ぎであれば、それは同時に髪の成長が阻害される要因にもなりえますので、肥満の人は薄毛になりやすいということはいえるでしょう。

人類は炭水化物が主食ではなかった

糖質制限が育毛にいいとわかっても、糖質をとらないことに抵抗を感じる人は多いと思います。

糖質はよりわかりやすい言葉でいえば「炭水化物」になります。糖質と食物繊維とを合わせて「炭水化物」と分類されます。

炭水化物はたんぱく質、脂質と合わせて、三大栄養素をいわれています。具体的には米や小麦などの穀類、イモ類、砂糖などです。

いわゆる「主食」と呼ばれるものは、そのほとんどが炭水化物です。

それゆえ、糖質=炭水化物を摂らないようにする糖質制限は一見すると突飛な食事療法に思われます。主食を食べるなということですからね。

しかし、人体の進化と農耕の関係を考えると、糖質制限が非常に理にかなった健康法であると納得できます。

その要点は、人間のからだはまだ糖質過多の食事に合うようにはできていないというものです。

人間が糖質である穀類やイモ類を主食として食べるようになったのは、農耕が始まった約1万年前からだと考えられます。

それ以前は狩猟採集が主な食料の獲得手段になります。その場合、食べ物は肉や木の実、果物ということになります。つまり自然と食料には糖質が多く含まれていなかったのです。

人類が誕生したのは約700万年前といわれています。ということは「699万年間糖質を多く摂らなかったのに、ここ1万年ほどで急に糖質をメインに食べるようになった」というのが人類の歴史の実情なのです。

問題は1万年では人間のからだは糖質中心の食事に対応するように進化はできないということです。1万年という期間は進化の観点で見るとあまりに短い時間です。

人間のからだは未だに約700万年間続いた糖質オフの食事に対応したままなのです。そう考えると現在の糖質中心の食事では糖尿病などの弊害が出てくるのは当然に思えますし、糖質制限が健康にいいことも理解できます。

低糖質食品から始めてみよう

そうはいってもいきなりご飯やパンを食べないというのはハードルが高いものです。

最近では低糖質の食品が増えているので、そうしたものを利用するのが糖質制限の入り口としては入りやすいと思います。

たとえばコンビニではローソンが低糖質のパンなどを販売していて、ラインナップも充実しています。パン食の人や間食で菓子パンを食べる人にオススメです。

またファミリーマートでもRIZAPとのコラボで、低糖質のパンやスイーツを販売しています。

糖質ゼロの麺類もスーパーで買えるようにもなりました。

糖質制限を始めると食べ物の選択肢が減るのが難点だったのですが、低糖質食品の充実した今はだいぶ改善されてきています。

糖質に慣れたからだでいきなり糖質を断つと、精神的なつらさを感じてしまいます。

低糖食品を上手に利用しながら、徐々に食事から糖質を減らしていくのが無難でしょう。

食事が髪をつくる

糖質が薄毛の一番の要因ということではないでしょうが、育毛成功者の方々がそろって糖質制限を実践しているとなると、糖質制限が育毛を促進することは確かなようです。

男性型脱毛症(AGA)の原因がジヒドロテストステロン(DHT)ということが判明した現在でも、食事で摂取した栄養によって髪がつくられていることには変わりがありません。

育毛剤や育毛シャンプーが髪をつくるわけではないのです。

人間のからだのほとんどは水とたんぱく質と脂質でできています。髪自体も主成分はたんぱく質です。

見過ごしがちなことですが、薬や育毛剤に頼る前に食事を見直すことは育毛の基本なのではないでしょうか。

 

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