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プロペシアよりも効果が高い?フィーバーフューの育毛効果

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フィーバーフューというハーブに高い育毛効果があるようですが、うかつにも見逃していました。

調べてみるとかなり期待できそうです。

フィーバーフューの意外な育毛効果

フィーバーフューとは和名でナツシロギクと呼ばれるハーブで、ヨーロッパでは古くから効用が知られてきました。

その効用のメカニズムは医学的にはっきりと解明されていませんが、現在でもカナダ農務省がHP上で効用を認めるなど、薬効の高いハーブとして認められています。

カナダ農務省(Department of Agriculture and Agri-Food)のホームページでは、ナツシロギクを「幅広い医学文献をもつ数少ないハーブの1つ」として取り上げています。
同ホームページ、「薬用ハーブ園」のコーナーでは、ナツシロギクが歯痛、虫刺され、リウマチ、関節炎、熱、片頭痛、喘息、頭痛、胃痛や月経困難の治療に用いられ、これまでの使用の報告から、抗ヒスタミン剤や抗炎症剤を含むことを示唆するとも記されています。

引用元:パルテノライドとは?

現在でも偏頭痛に効くとフィーバーフューのサプリは人気があります。

フィーバーフューの育毛効果が注目されたのは、大阪大学の冨田哲也准教授の研究によります。

ガン治療の研究にフィーバーフューの薬理成分パルテノライド製剤を用いていたところ、製剤を服用していた患者に育毛効果が現れたのです。他の病状向けの薬剤の副次的な作用として育毛効果が発見されるのは、プロペシア(フィナステリド)リアップ(ミノキシジル)と同じですね。

パルテノライドがどのようなメカニズムで育毛効果を発揮するのかは、はっきりとは解明されていませんが、パルテノライドのNF-κB抑制作用が関係しているのではないかと考えられています。

NF-κBとは転写因子として働くタンパク質で、炎症反応や細胞増殖などに関係しています。特にガン細胞ではNF-κBの活性化が確認されているので、ガン治療での研究が盛んです。

ジヒドロテストロステロン(DHT)が過剰に分泌されているところでもNF-κBが活性化されていることから、パルテノライドのNF-κB抑制作用が育毛効果に関係していると考えられています。

類を見ない即効性

パルテノライドの育毛効果で特徴的なのが、その即効性です。

上記の大阪大学での研究で育毛効果を実感した患者たちは、服用から10日〜3週間で変化を実感しています。

プロペシアやリアップですら、効果を実感できるのは服用から半年ほどが目安ですので、この即効性は注目に値します。

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患者の方達は3週間以降も順調に育毛効果をあげています。

パルテノライド製剤患者の経過

出典元:パルテノライドとは?

フィーバーフューのハーブティーの効果はプロペシアに匹敵する

『育毛セラピー』の鈴木さんもフィーバーフューの育毛効果を実感されている一人です。

鈴木さんはフィーバーフューを中心に数種類のハーブをブレンドしたハーブティーを常飲されていますが、このおかげで毎日服用していたプロペシアを2日に1回の服用に減らしても問題なくなったそうです。

つまりフィーバーフューの育毛効果はプロペシアのそれに匹敵するということです。

多少の副作用がある

さらにパルテノライドの特徴としてあげられているのが、副作用がないということです。

パルテノライドは昔から用いられてきたハーブの成分であるため、医薬品であるプロペシアやリアップのように副作用の心配がないと言われていますが、本当でしょうか。

Wikipediaを見てみるとフィーバーフューには以下の副作用の可能性があるようです。

☑️長期間の服用後、服用を中止すると反跳性頭痛や筋肉痛、関節痛の離脱症候群
☑️接触皮膚炎などのアレルギー症状
☑️吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、鼓腸
☑️出血のリスクが高まる

出典元:Wikipedia「ナツシロギク」

薬と同じで高い効能がある場合には、その反動でそれなりの副作用があってもおかしくありません。

ですので、フィーバーフューを長期間、大量に摂取した場合には、体に何らかの変調を来たす可能性があると考えておいた方がいいでしょう。

ちなみに、妊婦の方は摂取すべきではないとされています。

広がらないのはハーブだから?

プロペシアに匹敵する育毛効果を持ち、さらにプロペシアよりも遥かに即効性があるのであれば、現在の育毛法の中心になってもおかしくありません。

しかし、現状では「知る人ぞ知る」という知名度にとどまっているようです。何故でしょうか。

その理由の一つは、フィーバーフューがハーブであり、パルテノライドもハーブの成分であるため、薬機法により効能効果をうたえないためだと考えられます。

法的には「発毛」の効果をうたえるのは「医薬品」、「育毛」や「脱毛の防止」の効果をうたえるのは「医薬部外品」になります。

例えば、上記の大阪大学と共同でパルテノライドの研究にあたったMMTという会社がパルテノライドのサプリ「パルテノン」を開発して販売していますが、そのHPでは「健康にいい」という説明にとどまるのみで、具体的に「どのような症状に効く」とか「こういう効果がある」とは書かれていません。

出典元:パルテノライドのチカラ。

パルテノライドの効果を考えれば「プロペシアに匹敵!」ぐらい書いてもよさそうですが、あくまでサプリなので法律上、育毛効果をうたうことができないのです。

それではどこかの医薬メーカーががんばってパルテノライドの医薬品を開発すればいいのではないかと思うのですが、それも難しそうです。

パルテノライドはあくまで天然の成分ですので、特許権を獲得することができないのでしょう。

企業が儲けるのは難しい成分なのかも知れません。

パルテノライドのコスト

パルテノライドの服用で育毛効果を期待するにはどれぐらいのコストが必要になるのでしょうか。

一番手っ取り早いのは上記のMMTのサプリ「パルテノン」を服用することです。

パルテノライドの1日の摂取量については、ネットで調べてみると15mgという意見が多かったです。

「パルテノン」のパルテノライド含有量ははっきりとはわかりませんでしたが、「0.8%以上のパルテノライドを含有する高濃度ナツ シロギクエキス」が原料だということはHP上で確認できました。

「パルテノン」1錠を320mgだとすると、1粒のパルテノライド含有量は2.56mg。「パルテノン」1ヶ月分は180錠とあるので、1日分6粒×2.56mg=15.36mgとなり、「1日の摂取量は15mg」という情報に合致します。

ただし、パルテノン1ヶ月分180錠の価格は19,440円(税込)とかなり高いです。プロペシアの月額費用よりも高いですが、即効性のことを考えれば妥当な値段なのかも知れません。

サプリ以外の摂取方法としては、ハーブティーがあります。

これについては実際に育毛効果を得ている鈴木さんのレシピを参考にするのがいいでしょう。

鈴木さんのハーブティーレシピ

1 フィーバーフュー、セージ、ネトルをそれぞれ小さじ山盛り1杯程度ミキサーに入れる。
2  水を入れずにミキサーでハーブを粉砕する。
3  ハーブが粉砕したら水400mlを少しずつ入れながら、ミキサーにかける。
4  そのまま2時間〜一晩置いておく。
5  ティーポッドなどに移して、濾してから少しずつ飲む。

出典元:『健康』特別編集『髪がみるみるよみがえる毛根刺激の特攻ワザ』

小さじ一杯を1.5gだとすると、1ヶ月に必要なフィーバーフューは45g。

フィーバーフューは生活の木で100g1,512円で売っているので、これを2ヶ月分と考えれば、ハーブティーで摂取する場合のコストは一ヶ月756円で済みます。

フィーバーフューのハーブティーには苦みがあるので、他の飲みやすいハーブやハチミツなどを加える必要があるかもしれませんが、それでも「パルテノン」の10%ぐらいのコストで済んでしまうでしょう。

サプリを試してみます

パルテノライドを摂取する場合、コスト面で言えば、ハーブティーで飲むのが一番リーズナブルです。費用は1ヶ月千円もしません。

しかし、毎日ミキサーをつかってハーブティーを作るのは少し面倒です。

その点、サプリは手間がかかりませんが、「パルテノン」の費用は高すぎます。

検討した結果、「パルテノン」ほど高くないサプリを試してみることにしました。

調べてみた結果、アメリカのNowFoods社のサプリがよさそうだったので、これを1ヶ月試してみます。

パッケージには「1200mcg(1.2mg)Parthenolide」と書かれていますが、おそらく1錠にパルテノライドが1.2mg含まれているということなのでしょう。

Now Foods社のHPで確認すると、1錠当たりの含有量は下記のようになっていました。

☑️フィーバーフューエキス 175mg(0.5−0.7% パルテノライド)
☑️フィーバーフュー粉末 150mg

フィーバーフューエキスに0.7%パルテノライドが含まれているとしたら、175mg×0.7%=1.225mgで、1錠1.2mgに合致します。

1錠に1.2mgのパルテノライドが含まれているとすれば、15mgを摂取するには12錠は必要です。

しかし、このサプリにはフィーバーフュー粉末150mg(0.15g)が含まれています。

仮に鈴木さんのレシピの量(1.5g)で摂取できるパルテノライドの量が15mgだとすると、フィーバーフュー1gにはパルテノライド10mgが含まれていることになり、150mgには1.5mg含まれていることになります。

そうすると、フィーバーフューエキスの1.2mgとフィーバーフュー粉末1.5mgで、1錠当たりのパルテノライド含有量は合計2.7mgになり、この場合、15mg摂取するには5錠で済みます。先ほどの半分の分量ですね。

1日5錠だとすると1ヶ月で150錠。価格はアマゾンで100錠1,200円でしたので、1ヶ月のコストは1,800円になります。

パルテノライドの適正摂取量は実はよくわかっていないということですので、自分で試してみるしかありません。

うまくいけば1ヶ月で効果が出るので、それを楽しみに試して見ることにします。

 

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