「天皇の理髪師」として今話題の大場隆吉さんが独自の頭皮ケアを紹介しています。
それも今話題の「筋膜」に注目した方法です。
「天皇の理髪師」の頭皮ケア
大場さんの家系は親子3代にわたり「天皇の理髪師」を務められた「理髪師一家」。
現在、大場さんが経営される利用サロンOHBAは「頭皮のケア」に特化したサービスを行っています。
OHBAは1882年創業以来ひとりひとりのお客様の細胞から元気にする触れ方にこだわり、代謝の活発な頭皮ケアにいち早く着目し、頭皮診断の実績は100000件を超える専門サロンです。
引用元:OHBA
そんな大場さんが提唱するのが「頭皮の筋膜リリース」。
「筋膜」とは筋肉を覆っているボディスーツのようなもので、現在、この「筋膜」の歪みをとることで、肩こりなどを解消する「筋膜リリース」が注目されています。
大場さんによれば、頭皮の筋膜が固くなると血行不良を起こし、薄毛の原因になってしまうそうです。
実は頭皮にも「帽状腱膜」(ぼうじょうけんまく)と呼ばれる筋膜があります。頭には、「前頭筋」、「側頭筋」、「後頭筋」の3つの筋肉があり、頭部の血液を流す「ポンプ」の役割を果たしています。
しかし、頭のてっぺん付近には、帽状腱膜という筋膜で頭蓋骨がピターッと包まれています。ここは、血流を良くする「ポンプ」となる筋肉がなく、代わりに毛細血管が張り巡らされているため、血流が滞りやすいのです。
よく「頭皮が固いと薄毛になる」と言われますが、頭皮が固くなるのは血行不良で老廃物が流れにくくなるためです。
特に固くなりやすいのが棒状腱膜のある箇所でも後頭部(後頭部の上半分)です。
大場さんによれば、日頃からこの点に注意して棒状腱膜をほぐすことで薄毛を予防できるそうです。
頭皮の筋膜リリース
以下が棒状腱膜をリリースする大場流のマッサージ法です。
【1】 後頭部(首の後ろ)に指を揃えてあて、そのままゆっくり仰向けになります。
※指の向きは、首に対して垂直です。【2】 頭の重みを利用して、ゆっくりその部分を指先で温めたら、てのひらをまっすぐ伸ばしたまま、円を描くように動かします。
【3】 下から上へと指の位置をずらし、2~3箇所、円を描くように動かしましょう。
※【1】~【3】を3回繰り返す。
重要なのは頭皮を強く押さないこと。
頭皮マッサージというとどうしてもある程度力を入れてしまいます。頭皮が固いとなおさらですね。
しかし、これはデリケートな頭皮には厳禁なんだそうです。
指先の力は「ゼロ」が理想ということで、ゼログラムタッチという表現で大場さんは指導されているようです。
薄毛は頭皮の血行不良が原因
頭皮マッサージをというと育毛法としてありふれていますが、一説にはほとんどの薄毛の人は頭皮の血行不良に陥っているそうです。
ですから、頭皮の血行促進は育毛の基礎ともいうべきところです。
糖質制限による育毛効果は血行促進作用によるものと考えられていますし、ミノキシジルの育毛効果も血行促進によるものと考えられていました。
頭頂部は体の中で一番上にあるので、心臓から送り出される血液が一番重力の影響を受ける箇所でもあります。
育毛に睡眠が大事だと言われるのも、睡眠だけでなく、体を横にすることで重力からの影響を少なくして、滞りやすい頭頂部の血行を良くするためだと言われています。
ホットタブでも血行促進
血行促進には筋トレもいいと言われますね。
筋肉が血液を送り出すポンプの役割を果たすので、全身の血行が良くなるそうです。
また入浴によっても全身の血行はよくなります。
さらに炭酸泉につかれば、血流量は水道水のお湯につかった場合と比べて3倍に増えるので、より効果があります。
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私の愛用しているホットタブでも、この炭酸泉と同じ効果を得ることができます。
私はホットタブのシャワーを浴びる時、まず髪と頭皮をまんべんなく濡らして汚れを落とすようにしているのですが、その後には頭皮を軽くマッサージするようにしています。
ホットタブを使用しながら、頭皮の「筋膜」をやさしくゼログラムタッチでマッサージすれば、血行促進作用は倍増されるでしょう。
くれぐれも力を入れすぎないようにして、頭皮の血行もケアしていきたいものです。