生活習慣

育毛のためにはワーカホリックから脱しないといけない

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育毛には、育毛剤や育毛法以上に生活習慣が重要です。

あなたが薄毛を克服できないのは、あなたのワークライフバランスが問題かもしれません。

仕事と育毛の意外な関係

育毛には生活習慣全般の改善が大きな効果をあげますが、多くの人がその「生活習慣全般の改善」を難しいと感じているようです。

育毛セラピー』の著者である鈴木拓也さんは、それは「仕事中心の考え方」が原因であると指摘しています。

鈴木さんがご自身が成功した育毛法(食事療法や運動、睡眠の確保など)を薄毛の同僚に説明すると、同僚たちからは「そんな面倒なことを毎日続けるのは無理だ!」という反応が返ってきたそうです。

しかし、食事の内容を変更したり、運動のための時間を確保したりすること以上に複雑で面倒な仕事を彼らは日常的にこなしていると鈴木さんは指摘します。

仕事に比べれば、育毛のために生活習慣を変更することははるかに面倒が少ないはずですが、前者が可能で後者が無理だというのは彼らが「生活よりも仕事が重要だ」と考えるから、つまり彼らがワーカホリックだからだというのです。

  人生の意義を仕事にしか見出すことができない反動として、私生活面のあらゆることに対して消極的であり、仕事以外の何かに労力を割くことを、とにかく厭う。さらに問題なのは、当人がこの性向に無自覚であること、そして周囲はこれを「仕事熱心で頼もしい」と是認していることである。

鈴木拓也. 育毛セラピー .

同じくらいの労力が必要なことでも、仕事ならやる意義を見いだせるけれども、それが仕事以外の私生活に属することになると、とたんに面倒に感じるというわけです。

育毛剤信仰はワーカホリックの証

鈴木さんのこの指摘は大変重要です。

育毛には、「どんな育毛法を実践するのか」、「どんな育毛剤を使用するのか」、という施策的なことももちろん重要ですが、それ以前に「仕事も含めた生活の中で育毛にどれくらい労力の割くのか」という点も重要だからです。

要は生活の中での優先順位です。

「仕事」の優先順位が圧倒的に高いと、他のことの優先順位は相対的に低くなり、できるだけ労力を費やさない選択を選ぶことになってしまいます。

「育毛といえば育毛剤」というのが常識になっているのも、食事の内容を見直したり、運動を習慣にするよりも、毎日数分育毛剤を頭皮に塗る方がはるかに簡単だからです。

育毛剤尊重の傾向は、仕事偏重(ワーカホリック)の表れともいえるのです。

薄毛は不健康のサインか?

こうした仕事偏重の考え方とそれに基づく生活では、もちろん育毛も成功する可能性が低くなりますが、それだけではなく、いずれ生活全般、ひいては仕事自体も損なわれていくことが予想されます。

ワーカホリックが問題なのは「仕事の上に生活が成り立っている」と考えているからですが、そこに大きな間違いがあるのです。

実際には「生活の上に仕事が成り立っている」からです。

たとえば東洋医学では「髪は血余」という考え方があります。

この場合の「血」とは血液のみを指すのではなく体液全般を指します。そして「余」とは「余裕」の「余」です。

つまり、髪の毛が正常であるためには体液全般が問題なく循環していなければいけないということです。

逆に言えば、髪に問題があれば、それは体に何らかの問題があるということになります。

西洋医学に基づいた現在日本の医学では薄毛は病気とは見なされませんが、東洋医学では病気の前兆と考えられているのです。

ワーカホリックのために「薄毛」という不健康のサインを見過ごしていては、いずれ健康を損ない、私生活にも仕事にも支障を来すことになりかねません。

生活全般の向上へ

薄毛を克服するというのも、大きな枠組みで見れば「生活の向上」になります。

そうであれば、生活よりも常に仕事が優先される状況では、薄毛の改善=育毛は成功する見込みは低くなります。

改善の第一歩は「薄毛の克服」=「生活全般の向上」=「仕事偏重の考え方からの脱却」ということになります。

ワーカホリックを自覚する

ワーカホリックから脱却するには、まず自分がワーカホリックであることを自覚しなければなりません。

  • 仕事関係の人としか飲みにいかない
  • 仕事以外で計画やビジョンがない
  • スケジュールの調整は常に仕事が中心
  • 残業が多い
  • 退職後のことを具体的に考えたことがない

以上のことに当てはまる人は要注意です。自分の判断基準が仕事中心になっていないか振り返ってみましょう。

雇用されている身であれば、いつかは必ず定年退職しなければいけません。

退職した日から、「仕事」は生活の中心ではなくなります。

この事実だけでも、仕事中心の考え方には弊害があることがわかります。

仕事と私生活の一元化

といっても仕事をないがしろにしろというわけではありません。

仕事と同じくらい私生活も重要だということです。

仕事にやりがいを感じているのなら、私生活でも労力をかけて取り組むことで充実感を感じられるはずです。

そして私生活が充実してくれば、メンタル面や健康面などで仕事にもプラスのフィードバックが返ってくるはずです。

その一環として、育毛を考えてみることはとても有益なことだと思います。

要は「仕事だから大事」だとか「生活上のことだから後回しにしよう」というような枠組みを取り払って、仕事も生活も同じ優先度、同じ土台で捉えようということです。

考え方一つのことですが、あなたの育毛、ひいては生活全般を大きく改善するキッカケになるかもしれません。

 

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